2019/11/05 10:58

こんにちは。
山中木製漆器協同組合です。

ブログ掲載が遅くなりましたが…先日開催のaround、3日間の日程を無事終了いたしました。
台風19号が本州直撃という日程でどうなるかと思いましたが何とか開催できました。

ご来場くださった皆様、ありがとうございました。
関係者の方々、企画・準備・当日のアテンド等…本当にお疲れさまでした。

さて、aroundの企画の中に OPEN STUDIO TOUR という
大人の工場見学の伝統工芸版?的なものがありました。
今回組合スタッフも参加させていただきましたので少しご紹介いたしますね!



今回参加したのはB.塗り・蒔絵コースです。


まずは下地の石蔵漆工社さんで、下地の仕事を見せていただきました。
素手(!)で漆を塗った布をお椀の縁に巻いていきます。
はじめは漆にかぶれたそうですが、毎日使っているともうかぶれなくなったそう。
体質にもよるのかもしれませんが、敏感な方は触らなくても空気中の漆にかぶれるそうです。
きれいに、手早く巻いていく
丁寧な仕事を見せていただきました。



次は上塗りの清水漆工房さん
この日は仏具を塗る作業を見せていただきました。
作業しながら聞かせてくれる
お父さんのお話が楽しかったです。
漆部の創設に尽力されたそうで、
漆器に対する熱い思いがあるのだなぁと感じました!




 
3軒目は山崎夢舟さんのところで蒔絵の仕事を見せていただきました。
繊細な仕事です。
銀を蒔くところを見せていただきました。
万年筆の監修もされているそうで
工房には何本もの美しい万年筆が並んでいました。
主に海外の方が購入されるそうです。
細かい細工のされた高価な万年筆は観賞用とのことでした。




最後の山本金箔蒔絵工房では、銀箔を貼るところを見学させていただきました。
手際よく次々と作業されていました。
しわ無く貼っていくのは熟練の技ですね。





今回、蒔絵の工程のみですが4か所の工房を廻らせていただき、
普段は見られない職人さんたちの技術や繊細な作業の数々に驚きました。
漆器とは、一つの製品を作るのにも色々な人たちが技と時間をかけた大切な物なのだな・・・と改めて思いました。


私たちは、漆器の組合で働きながらも
各工程を見せていただくこのような機会はなかなかないので
今回はとっても勉強になりました。
貴重な体験をありがとうございました。




今日もご覧いただき、ありがとうございました!


====================
ショップをフォローして最新情報をチェック!!
ぜひ、アプリでフォローをお願いします◎
====================


https://thebase.in/to_app?s=shop&shop_id=yamamoku&follow=true